そもそも「古民家」ってなんだ?って話を以前しました。
「古民家と空き家の話」- 2015/9/15
じゃあ、実際どういった古民家の探し方があるのか、探すときに注意したほうがいいことは何か
まとめてみたので、参考にしてください。
目次
空き古民家の探し方
古民家の探し方は大きく分けて3つかなと。
- 公的機関(空き家バンクなど)を使う
- 民間企業(不動産屋)を使う
- 人づて
それでは、それぞれを細かく見ていきましょう。
公的機関(空き家バンクなど)を使う
今メジャーなのは「空き家バンク制度」です。
空き家バンクとは
“空き家バンク”とは、空き家物件情報を地方公共団体のホームページ上などで提供する仕組みのことを指しています。行政側では、地元の方々から広報誌やホームページなどで空き家情報を広く募集し、移住・交流希望者向けの物件情報を収集して提供しています。
この制度、実は20年以上前からありましたが、全国的に広まったのはごくごく最近。
地方創生時代の今、脚光を浴びています。
一番の魅力は「安心感」と「ついで情報」
なんといっても地方自治体が情報を発信している安心感があります。
加えて、住居に関わることだけでなく移住に関する様々なことを質問できるのも魅力です。
移住先のことを事前に知ることで、移住後のギャップを少なくできます。
賃貸を見つけやすい
地方では、賃貸物件を見つけるのが困難なことがあります。とくに古民家ともなると、民間の不動産屋では扱っていない物件がほとんどなので、そこで見つけられたら奇跡の域。
そんな中、空き家バンク制度を使えば理想としている家が見つかるかもしれません!
「空き家バンク」の探し方
現在国内移住で多くの情報を取り扱っているのはJOINです。
JOINニッポン移住・交流ナビ「空き家バンク」
民間企業(不動産屋)を使う
これは、確実ですよね。
空き家バンクに比べて、綺麗で状態がいい物件が多い印象です
古民家取り扱いサイト
探してみると民間企業でも古民家を取り扱っているところがたくさんあります。
多くのサイトは、個人売買や地元の中小不動産と提携を結んで情報掲載しているようです。
取り扱っている物件には賃貸も売買もどちらもあります。
日本一親切な田舎暮らし支援サイト「田舎ねっと.日本」
売買物件の取り扱いが中心。取り扱い物件数が多いこと、全国から物件を探せることが魅力で、クリック数でのランキング表示や更新頻度の高さなど、運営がきちんとされていて安心できます。物件の写真が少なめなのがちょっと残念です。
田舎暮らし情報館
売買物件の取り扱いが中心。物件ごとの情報がかなり充実しています。
ネットがつながっているか、駅までの距離、小学校が近いかなどの情報がアイコンで一目でわかるようになっているのもすばらしいです。物件の写真も多めです。
カントリーライフ
別荘やセカンドハウスにフォーカスした物件取り扱いサイト。
さすが別荘やセカンドハウスに絞っているだけあって、おしゃれで立地のいい物件が多いです。物件の写真が多く、しかもかなり高画質に撮影してあるので見ているだけでワクワクします。ただし、写真は写真なので実際に物件に足を運んでみることをおすすめします。
田舎暮らし専門社キタノ株式会社
サイトが綺麗です。関西に絞って物件を扱うサイトで、地域や予算から物件が検索できる他、実際に購入後のリフォームも請け負ってくれるそうです。
大手が運営する古民家物件情報サイト
大手のいいところは物件の取り扱いや接客に慣れているので、契約面や取引面がスムーズといったところでしょうか。ただし仲介料なども他に比べて多く取られることもあります。
SUUMO 移住・田舎暮らし
言わずと知れたSUUMOです。物件数がそんなに多くないのが残念ですが、やはり多くの物件を扱ってきただけあって、サイトの見易さや情報の充実具合はいいです。またローンのシミュレーションもできます。
人づて
これが一番安かったりします。
「人づて」にはやはりその人との信頼関係が必要です。万が一のことがあると紹介した方にも紹介された大家の方にも迷惑がかかってしまう上、他の移住者やこれから移住してくる方にも迷惑がかかってしまいます。
田舎は信頼とつながりで社会が成り立っています。そこだけは肝に銘じてください。
しばらく住んでみて知り合いを増やす
しばらく適当な物件に住んでみて地域住民と交流をし、知り合いを増やしていくと
思いがけない紹介があったりもします。
普段の会話の中にさりげなく「今、古民家で引っ越せる家を探してるんですよ」とかを織り交ぜとくと、忘れた頃に話がきます。
探す時の注意点
とにかく、足を運ぶことをお勧めします。
写真だけで判断しない、不動産屋の話だけで満足しない。足を運ぶ、家をみる、家だけではなく周りの環境もとことん見尽くす。なんなら、町中走り回ってみる。
家を起点に、どこに何があって、車でどのくらいかかるかを把握する
スーパーまで車で30分。コンビニなんてありません。大きな病院、隣町。なんてのが当たり前です。各施設まで車で1時間は覚悟しておきましょう。
普段からお世話になるであろうスーパーが遠かったり、病院・歯医者などの医療施設やペットがいる方は、動物病院。引越して1ヶ月くらいはホームセンターや電気屋などにお世話になるかと思いますが、それも車で1時間行かないとない!なんてことになると買い物への気合いが変わりますよ。
携帯・インターネットは繋がるか。
意外と盲点。そう。
普段ネット使わないし、ネットは繋がってなくても平気でしょー!なんて方、とくに注意してください。「携帯の電波、入りません」なんて地域もあります。
都会では、携帯の電波が入らないなんて地下鉄くらい(今は地下鉄も入るとこあるし)なので忘れがちです。
また、どこの会社の電波が入るかも確認してください。4G・LTEは最初から諦めて。入ったらラッキーくらいで。
携帯かインターネットがつながれば、Amazonなどの通販サイトを使って、買い物に出なくてもいろいろそろいます。僕もこの方式ですが、出不精になる一方です。笑
テレビのチャンネルは3つか4つ。
NHKが2ch、それからローカルテレビくらいしか入らないところがザラにあります。
徳島県は全域ケーブルテレビなので、都会と同じようにテレビが映ります。
もしもバラエティ番組だけは外せない!とかあったらそこも確認すべし!
駐車場は数台分あるか。
車、一家に一台じゃ少ないです。一人一台と軽トラ、が一般的です。
軽トラはなくとも、一人一台あった方がいいですよ。
まとめ
空き家を探すサイトは結構あるようですが、不動産屋で扱ってない、隠れ物件がたくさんあると思います。実際に現地入りしてしばらく住んでみて「人づて」というのがいいような気もします。