こんにちは。恩送りの宿「ちょ」のアキヤマリョウタ(@_r_y_o_y_r_)です。
あなたは、どんな夢を抱いて古民家を探していますか?
- おしゃれな古民家に住んでカフェなんかもしたいな〜!
- DIYで修繕して、おしゃれな古民家にする!
- 理想の家は想像できている!あとは実行するだけ!
理想の古民家を探し当てることというのは、宝探しみたいでとってもワクワクしますよね!
僕も家を探しているときはそうでした!
でも、見た目だけに惑わされて、フタを開けたら修繕費がめっちゃかかるなんてこともしばしば。
ということで、あなたがそうならないためにも、実体験も含めてまとめていきます!
目次
理想の古民家さがしは「〇〇」と「〇〇」が大事
ほんと、古民家って素敵。
こんなんとか

こんなんとか

こんなんとか

いいですね!
とってもおしゃれな理想のお家!
こんな理想、ぜんぶ捨てましょう!
実際の古民家は、こんな感じです。


何を隠そう、これは我が家です。
さてここで、タイトルの2つの〇〇に何が入るか分かりますか?
「思い切り」と「妄想」です。
どういうこと?と思ったあなた、まだまだ読み進めてください。
夢に描く「THE古民家」はかなり手を加えています。
つまり、リノベーション済みなんですよね。
特に空き家の場合は床が抜けていたり、ホコリまみれだったり、目も当てられない状態のことが多いですよ。
家の状態だけではなく、前に住んでいた方のモノがまだ残っていたりすることも往々にしてあるため、片付けから入るのが基本です。
京都の町家みたいなところもリノベーションしてるところが多いですよね。
「京都」というワードの強さが、なんとなく「はじめから綺麗な古民家」のイメージを牽引してますよね。
ここまで聞いて「めんどくさーい」と、思った方!
リノベーション済みの古民家を探す方法もありますのでこっちの記事を読んでみてください。

古民家は育ててナンボ。初めからキレイな家はない。
古民家の良さはズバリ
「今まで住んできた先人の“味”を楽しみ」ながら「自分らしく家を育てる」
というコトかと思っています。
古民家って、響きはいいけど中古物件ですからね。
中古も中古で最中古物件。建っているのが不思議なくらいですよ。
人間だって50年を過ぎれば、異常が出たり、ダメになったりするじゃ無いですか。
なので「直すのは前提」ということを意識して探しましょう。
一緒に育てていきましょうね!
思い切りと妄想で、古民家を見つけやすくする
さて、ここにきてやっと「思い切り」「妄想」の話です。
思い切りとはつまり「ある程度のラインで、エイ!っと古民家入居に踏み切る」ということ。
そして、最も重要な妄想とは、完成形を妄想しまくるということ。
しかし、思い切る前に絶対に押さえておきたいポイントがあります。
古民家探しの3つのポイント
古民家を探す時に、修繕費がかなりかかってしまう家や人が住むのは難しい状態の家を引き当てないためにいくつかのポイントを押さえておきましょう。
下記3つは絶対に見るべきです!
- 雨漏りはしていないか(屋根)
- 家の傾きがないか(壁)
- シロアリ被害はないか(床下)
つまり基本的には上から下まで、家を診ていきます。
雨漏り跡があったら屋根に異常
家の中に入って、天井を見回してみましょう。
天井に雨漏りの跡があった場合、屋根に異常があります。
家の傾きがあったら、家の周りも見よう
家の傾きは、柱を見て判断しましょう。
また、傾きがある場合は、それがどっちの方向に傾いているかを確認しましょう。
例えば、傾いている方向に川などがあった場合、今後もそちらに傾いていく可能性があります。
床下をのぞいてシロアリ被害を確認
シロアリ被害があったら住まない方がいいと思います。
床を剥がせるようなら、事前に床下を確認した方がいいと思います。
床下以外(梁や柱)にもシロアリが食べたあとがあったり、雨漏りなどが原因で床が抜けている部屋があったりすると、シロアリがいる可能性があります。
完成形の妄想はすればするほど良い!
妄想はタダです。
修繕後に、こんなはずではなかった・・・とならないためにも妄想すべき。
(もちろん、図面を作ることも大切ですが)
なので、
物件に入ったら、目を瞑って妄想しましょう。
VRみたいなもんです。
そして、その妄想を実現するために踏ん張るのです!
思い切る!決めてしまえ
とは言っても、シロアリ被害のない古民家を探すのは難しかったりします(地域にもよるかも)
なので、ある程度のラインで思い切ってしまうのがいいと思います。
僕の場合は
- 傾きは5%以内
- シロアリ跡は許すけど、シロアリは許さん
- 雨漏りは、どうにかできそうだったら許す
という基準で探しました。
なので我が家も家の傾きはあります。シロアリが食べた跡もあります。雨漏りもしてました。
とは言っても、雨漏り部分は修繕し、シロアリは生きているのはとりあえずいない。
なんせ、昔の人は人力で家を建てていたので、人間の手で直すことはできる。
という感覚なので、それ以外は自分で直してます。
古民家の醍醐味!「育てること」
繰り返しますが、古民家は「自分で育てること」がとても楽しいし、だんだん愛着湧いてきて本当に家が可愛いんですよね。
周りの人には「なんでそんなとこに住むの?」とか「新築の方がいいよ」とか言われますが、自分で育てる楽しみは古民家ならではなのではないかと思います。
そういうプライスレスな体験も込みで、古民家に住むってのはすごくいいですよ。
「理想の古民家」が「お荷物ぼろ家」にならないように、祈ってます。