最近、人間関係について考えることが多いです。
「友達」「親友」とは、どういうことか。
先日、そんなことを友人と話していたら「波長」と「リズム」の話になりました。
そんなお話です。
目次
親友とは
人それぞれいい親友の定義は違うんだけれども。
自分の中で定義してみた。
僕の中では「ほとんど気を使わず、なんでも話せて、助言し合う、キャッチ力のある人」そんな関係なのかな、と。
もう一つ重要なポイントは、ビジネスパートナーではなく、ライフパートナー((妻のことではなく、一生通して付き合いのある人))であること。
ある意味、守備範囲は家族よりも広いです。
ただ、人によって様々で、家族がそういうポジションにいることもあるし、
恋人や配偶者がそういうポジションのこともあると思う。
「ほとんど気を使わない」というのは、
全く気を使わないというのは、相手へのリスペクトを欠いてる気がするから。
親しき中にも礼儀あり、というように最低限気を配ることは必要です((疲れるような気遣いではない))。
「キャッチ力」ってのは、何か異変を掴んでくれる人。
もちろん、自分は親友に対して同じ意識を提供する。
よく遊ぶとか、一緒にいて楽しいとか、そういう次元じゃない
結局は、自分が大ピンチで崩壊しそうになった時に、縋ろうと思う人が親友であり、
相手が大ピンチの時に、腕を差し伸べるのが親友だと思う。
「好きな人」であること
いろんな方向にいろんな長さ(強さ)で向かう「好き」という感情の中で、
たぶん、恋人と並ぶくらい強い「好き」(もちろん方向は別)なのが親友かな。という話が友人から出てきて
おお、なるほど。となりました。
人間関係は、譜面のない音楽だった。
ピンチな時に救い、救われるのが親友。
つまり心の拠り所。
いい音楽、奏でられそうか。
そこで話に出たのが「波長」と「リズム」。
人間それぞれいろんな感覚をもって生きてる。その感覚が合う人。「波長」「リズム」が合う人。
ここからもっと抽象性を増していく、つかみどころのない話になっていく。
その反面、自分が音楽をやっているからだと思う。
人間関係って、音楽みたいだな、と思ったら、実は簡単なんじゃないかって思えてきた。
譜面のない音楽
人間関係っていう題名の音楽は、譜面がない。
ゲリラ的に、場所を選ばずに始まるジャムセッション((音楽用語。バンドで即興的に演奏すること。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A0_(%E9%9F%B3%E6%A5%BD)))。
「波長」と「リズム」をこう解釈した。
冒頭から出てきている「波長」「リズム」の説明をします。
「波長」と「波長が合う」
波長って、気分の起伏とか、感動とか、興味の先とか、そういった「感覚」のことだと思う。
波長が合うというのは、その起伏の度合いや具合が同じ、または心地いいこと。
完全に一致しなくても、最大値が一致する場面が多ければ心地よいんだと思う。
オーケストラの曲の最後に、それまでバラバラのメロディーを奏でていた楽器達が
クライマックスに向けて、そろってくるところがある。そこが一番気分が高揚するのは
こういうことだと思う。
「リズム」と「リズムが合う」
リズムは、感情が動くタイミングとか、感動のタイミングとか、そういう「ポイント」。
音楽と一緒で、完全に一致するのが一番気持ちいいんだと思うけど
決めるところだけリズムが合うだけでも、気持ちいい。
もっとも感情が動くタイミングとか、もっとも感動するタイミングとか。
曲の最後の「ジャーン」のところとか。
波長やリズムが合う頻度が上がると「親友」になる
親友とは、波長やリズムが合う頻度が、他に比べて多い人だと思う。
それが、出会った時からそうか、だんだんと合ってきたのかは
どっちもあり得ると思う。
奏でる音楽が違っても、波長やリズムは合うと思う。
マッシュアップって、ご存知だろうか。
2曲以上の曲を重ねて、1つの曲にする
もともとは全然違う曲なのに、心地よい。
これって、交互に出ながら混ざっていく感じと、その混ざり具合が絶妙だからだと思うんですよね。
人間関係も譲り合い、重なり合いのバランスがいいのが心地よい。
とても無理して合わせるのは違う
合わせる意志は必要だけど、とても無理して合わせるのは違う。
バンドの解散理由でこういう文句がよくある。
「方向性の違いで解散します。」
これは、めっちゃ意志の強い人が「俺に合わせろ」って言って
周りが無理して合わせるのに疲れたか、
誰もお互いに波長やリズムを合わせようとしてなかったってこと。
人付き合いだって、波長やリズムを合わせようとするか
全てにおいて身を任せるような相手だったら
破綻せずに済むと思う。
合う頻度があってくれば親友
波長やリズムが合う頻度があってくれば、心地よくなってきて親友になる。
まとめ方に悩んで終わる
ここまでつらつらと書いたけど、
最後のまとめ方に悩む…。
まあこういうカラクリで親友というものの区別をしている自分についてまとめた記事
ということで。