こんにちは。恩送りの宿「ちょ」のアキヤマリョウタ(@_r_y_o_y_r_)です
「恩送り」ってなんやねん、という方もまだまだたくさんいるし、僕が言っていることはわかったけど何がいいの?っていう方もまだまだたくさんいるかと思います。
僕は恩送りを強要するつもりはありません。
広まったらいいなー!とは思ってますが。
僕の話を聞いたりして、興味を持った人が「はじめの一歩」を踏み出せるように背中を押すことが僕の役割だと思っています。
なので、僕ができることは、僕を魅了した「恩送り」をひたすら掘り下げることだけです。
目次
未来のために善いことをしたい人は2種類いる!
僕が恩送りをする理由は、恩送りをしたら未来が善くなりそうだからです。
優しさが伝染していくこと。自分がもらった優しさを辿って行けば、いろんな人にたどり着くことって素敵だな、と思うから。
ちなみに、未来のために善いことをする人は二つの型に別れるそうです。
「恩送り型」「評判型」だそうです。
【評判型】第3者の評判が高まり自分の利益につながる「善」
自分にとって直接的な見返りのないものに対して、善意を尽くすことはどちらも共通しています。
しかし、評判型の善人は第3者の評判の高まりを自分の利益につなげることに期待して善意を尽くします。
つまり、口コミです。
自分がAさんにいいことをする
↓
それがBさんに伝わる
↓
結果として周りの評判が上がる
これが、評判型です。
この場合、Aさんから見返りがあったわけではないですが、自分がしたことが第3者に伝わり、結果として自分の利益につながっています。
【恩送り型】評価をする第3者がいない、孤高の「善」
恩送り型も自分にとって直接的な見返りのないものに対して、善意を尽くすことについては評判型と変わりません。
しかし、恩送り型は、自分を評価するような第3者が存在せず、さらに将来的に自分への見返りを期待できない相手に対しても協力するということ。
完全な利他主義な行為です。
北海道大学の研究では、なんでそんな人が存在するのかについての研究結果が発表されていたと思います(記憶曖昧)
恩送りをする人は脳の働く部分が違う!
おもしろいことに型によって善意を働いているときに活性化する脳の部分が違うそうです。
評判型の行動をする人の脳は、論理的な推論や損得の推測に関わっている部位である、背側楔前部(はいそくけつぜんぶ)という部分の活動が活発だそうです。
恩送り型の行動をする人の脳は、前島皮質と呼ばれる部位が活発に活動しているらしい。
この前頭皮質は、「共感性」に関わる働きをする部分。
つまり、恩送り型は「共感性」が高く、共感性が高い人が「恩送り」をする傾向がある。
ということ。
そういえば、自分のストレングス・ファインダーの上位資質にも「共感性」がありました。(第2位でした)
「善意」は始まり。
なんか、ここまで書くと「評判型」の人がすごく悪い人に見えてきますよね。
でもそんなことないですよ。
評判型と恩送り型は、「善意」に対する考え方の違い。
善意には変わりないです。
僕もすべての行動が「恩送り型」というわけではなく、どうしても「見返り」を考えてしまう時もあります。
「“ありがとう”くらいは欲しかったな。」なんて思ってしまうときがたまにあります。
何か頼まれごとをされた時も「自分の時間が割かれるな〜」なんて考える瞬間もありますしね。
断るのも胸が痛いのでダメージをかなり受けますが(笑)
「善意」っていうのは、人に何かをしたいって思った時点で成立します。
「見返り」は善意による結果への期待なので、それを求めるかどうかは善意とはまた別の話です。
善意は、豊かな社会の始まりです。
コンビニ募金も恩送り。やれることをやればいい。
恩送りに興味を持った方がいたら嬉しいです。あなたの身の回りにも恩送りはたくさんあります。
例えば、募金や義援金などなどです。
募金や義援金に対して見返りを求める方はいないですよね。
こんなに身近にあるので、誰しも数回は恩送りをしたことがあるかもしれません。
コンビニのレジに置いてある募金箱にお釣りを入れたら、それも立派な恩送りです。
レジ袋をもらわない「環境配慮」も次世代への恩送りかもしれません。
横断歩道を渡れないおばあちゃんを手伝うのも恩送りできます。
泣いてる誰かの子供をあやすのだって恩送りできます。
という感じで世の中にはいろんな恩送りが溢れていて、それをすべてやる必要はないし、僕だってほんの一部しかやっていません。
【まとめ】善意の中の恩送り
今日は、善意と恩送りの関係についてまとめてみました。
少しでも興味を持った方がいましたら、ぜひ、身近な恩送りから初めてみてください。